世界最高速の技術をベースに、
統合的なSIを展開
世界最高速のサーバ&ワークステーションに代表される六四ビット環境の技術力。M社、C社との業務提携に見られるコネクティビティ。当社は数多くのニュースを生み出しながら、オープン・コンピューティングという大きな潮流の中で、新しい時代のコンピュータメーカのあるべき姿を示唆している。
経営理念
創業以来、高性能なミニコンピュータでネットワークを構成する、分散処理を追求してきた。オープン・コンピューティングという潮流の中で、その技術を存分に発揮している。
中長期展望
業界内の有力な企業とパートナーシップを組み、相互補完する形でユーザにメリットを提供。とくに“ECE(企業ユーザ情報システムの統合)“を主要テーマとしている。
企業風土
ユーザの真の要望をとらえ、誠実に応えていく“HONESTY”がDEC創業からの理念。対ユーザだけでなく、社内環境づくり、人材育成にもこの理念が貫かれている。
事業展開
それが『ハイパーエンターティンメント構想』なのですね
当社の三次元CG技術は日本最高のところにあります。それがさらに進化してVRへと展開してきた。たとえば、昔のドライビング・ゲームは、エンドレスのベルトが回っていて、ベルトには蛇行した道が描いてある。そして、うまくハンドルを左右にきって、ベルトの上におかれたクルマを操作し、得点する。そういうものでした。
ところが、エレクトロニクス技術が急速に進歩し、これを駆使することで、本当に自分の運転通りにクルマや周囲の景観を動かせるようになったわけです。当社では、それを製品で実現できた。これこそVRなんです。周囲の風景はよりリアルに表現できているし、スピード感も味わえるようになった。なにしろ、スピン・ターンも、さらにはコースを逆走することもできるんですから。それがドライビング・ゲームの一つの到達点なんです。
また一方では通信の技術を使って、八台のクルマで同時にレースできるゲームもつくった。これは、横の人々の広がりがある画期的な対戦型のゲームです。最大で八人のプレイヤー同士が対戦できるわけですから、また別の意味で臨場感が高まります。ここまでは、ハイテクノロジーで実現できた。
さらに当社が追求しているのが、ハイタッチという方向です。たとえば、当社のスタッフがレースの実況中継を入れれば、より一層、雰囲気が盛り上がる。ゲーム機自体のリアルさだけでなく、そのコーナー全体をサーキットのようなイメージにする。アミューズメントでは、雰囲気づくりを重視して、スタッフの衣装や事前の説明などにもアイデアを凝らしています。そういった周辺までを含めたスタッフの演出によって、臨場感豊かに楽しめるようになるのです。
これが、当社で掲げているハイパーエンターティンメント構想の一つの姿です。ハイテクノロジーとハイタッチ、その二つを融合することによって、構想がさらに具現化していくわけです。