自由設計の本格木造住宅。
HOMESTで知られる殖産のこだわりについて
四〇年近くにわたって、在来工法の木造住宅に取り組んでいる当社。「お客様に最上級の住まいを提供する」という意味を込めた「HOMEST」の基本精神を貫き、自由設計の、また木のぬくもりが感じられる家をつくりつづけている。同社の事業展開を細かく見ていくと、家づくりにかける熱意が伝わってくる。
自由設計で、
イメージを形に
営業社員の役割、それはお客様が漠然と抱いている夢を、実際の形にしていくお手伝いをすること。お客様の夢を、自分の夢として頑張っていけるような人が伸びている。
1.5倍の強度を持つ工法
伝統的な在来工法に科学をプラス。このは、従来の1.5倍の強度を持つ新工法。また、「新耐震構造システム」は3.5倍の強度を実現している。
今だから注目される、 木造住宅のメリット
今、木造住宅が新しい意味で注目されていることをご存じだろうか。木造の在来工法は長い間、日本における基幹的な工法として、私たちの生活に大きな役割を果たしてきた。自然の恵みを使ったナチュラルな空間は、誰もが安らぎを感じるところだろう。戦後、次々と新しい人工的な建材が誕生し、住宅の素材は多様化した。そうした中にあっても、日本では依然として木造住宅が根強い人気を得ているのだ。
この木造住宅に、それも「軸組工法」という伝統的な工法にこだわりを見せている企業、それが当社である。
完全自由設計と木造軸組工法
「ホーメスト」には、「お客様に最上級の住まいを提供する」という精神が込められている。そうしたポリシーを全うする基本として、完全な自由設計を貫き、また日本に古くから育ってきた軸組工法という伝統的な工法を採用している。住宅業界の中では、そんな「こだわり」の最も大きな会社と言っていいだろう。同社の考え方は、多くの人々の支持を受け、すでに五〇万軒以上の建築実績を残している。
最上級の家、という言葉に
込められた当社の思い
当社では、「最上級の住まい」をどのようにとらえているのだろうか。それは、「まず、設計や工法などの技術面に優れていることはもちろん、その上で住まう人が本当にくつろぎ、快適に暮らせる家」だという。当社が「木」にこだわる理由も、このあたりにある。
森に生い茂る樹木が発する香気には、抗菌・殺菌作用やリラックス効果があるフェトンチッドという成分が含まれている。自然材の作用は、木の住まいに生きているのである。
また、意外に思われるかもしれないが、木は同じ重さのコンクリートや鉄に比べると、引っ張り・圧縮・曲げともに強度が高い。また、振動エネルギーは建物の重さに比例するため、軽くて強い木材は耐震性が高いことも実証されている。
一方、忘れてならないのが、環境への配慮である。たとえば地球温暖化の原因は炭酸ガス(CO2)といわれているが、建物を建てる際の炭酸ガス排出量は、木造建築が最も少ない。さらに、木は成長段階で、大気中の炭酸ガスを吸収し、炭素として蓄積するため、木造建物の炭素放出量は少なく、木の住まいは地球温暖化を抑制する効果があるといえる。
ただし同社は単に「木」を採用しているだけではない。木の特性を生かしながら、技術研究にも積極的に取り組み、科学技術をプラスしてきた。同社の商品開発についても触れておこう。
住む人に優しい、
満足される家づくり
同社には独自の工法がある。これは、骨太構造により、従来の在来工法の一・五倍の強度を実現し、耐震性・耐久性の面で優れた性能を持つ工法だ。性能面だけでなく、生産性も向上させ、大幅なコストダウンに成功している。また、「新耐震構造システム」は、一般木造軸組工法の三・五倍以上の強度を実現している。と、ここまでは技術面の話である。
このほか、バリアフリーに関しては、高齢者の家屋内における事故事例などを収集。高齢者から小さな子供までが安心して暮らせる優しい住まいを実現している。一方、より効率的な家事をサポートする「家事サイクルコンセプト」も見逃せない。キッチン、ダイニング、勝手口、洗濯といった主婦が頻繁に使うゾーンと動きを徹底検証。家事に合わせてムダないレイアウトを実現している。
さらに、サービス面についても書き加えておくと、同社で建築した木造専用住宅はすべて、業界最多の8回の定期巡回アフターサービスを実施。10年目有料メンテナンス条件付き20年保証システムを確立するなど、竣工後のサービスにも力を入れている。
当社の情報戦略
何かとメリットの多い木造注文住宅だが、“高価で手間がかかること”が一つの欠点だった。そこで、木造住宅メーカー各社は合理化・効率化に向けた情報化投資を積極的に進めている。当社では、部品や部材・設備などをグレードごとに標準化し、モデルパターンを作成。そこからお客様ごとにプランを組み立てるという手法を開発した。これにより、自由設計の木造住宅を低価格で短納期で提供できるようになった。
さらに最近では、図面をもとに、お客様が建てようとしている家のイメージを四〇インチのテレビモニターに3次元画像として映し出すシステムだを開発。お客様は自ら仮想空間上をウォークスルーで動けるため、たとえば玄関に入っていったとき、2階に上がっていったとき、というように、それぞれの部屋のイメージなどを体感できるという仕組みになっている。同社の本社1階には、このシステムを利用できるスペースがあり、新しいスタイルのプレゼンテーションを展開している。
夢を形にする、
そのサポートが営業の仕事
さて、最後になったが、同社の営業の仕事についても紹介しておこう。営業部門の新人は研修後、各展示場に配属。ここで実際の営業活動をOJTで覚えていくことになる。
同社のような自由設計の注文住宅の場合、最初から決まった商品を大勢の人に販売するわけではない。個々のお客様が抱いているそれぞれの夢を具体的にし、実際の形にする、そのお手伝いをすることが仕事になる。お客様の夢を実現する家、その家のプランが商品であり、商品が出来て初めて受注が可能になるのである。一人一人のお客様に対し、一つ一つの家をじっくりこつこつと創り上げいていく。その結果として、お客様にも、営業社員にも、形になった「夢」が残るのである。