残業が月に20時間では、物足りないと思いますか?

いきなりですが、ほんのちょっとだけ香港の話。

 ちょっと唐突な話題ですが、1997年に香港が中国へと返還されます。そこで、返還前に香港市場に進出しておこうとする日本企業が相次いでいます。もちろん銀行の進出も活発です。また、香港に限らず、NIES諸国の躍進によって、日本の会社が海外との取り引きをする機会が多くなってきました。それに伴って、外国為替をはじめとする銀行の国際業務も急増しているのです。

という前置きの後で、当社の紹介に移ります。

 当社は、銀行の関連企業3社や、日本IBMというバックボーンのもと、金融をはじめとするさまざまなシステムに取り組んでいる企業です。中でも、銀行の国際業務をバックアップするシステムは、当社が最も得意にしている分野といえます。当社の最大の特徴といえば、強力な自社開発のパッケージソフトを持っていることでしょう。総合国際勘定系システム「SUPER ORFE」をはじめとして、国際業務に関連する数多くのパッケージを開発しています。今回募集するのも、こうしたシステムを担当するSEと営業です。

そして、プロジェクトマネジャーの残業時間。

 SEは、営業の受注内容を受けて、ユーザーの現状を探り、それに適合した形へとハード・ソフトをセットアップし、必要に応じてカスタマイズを施し、またユーザー教育や導入後のアフターフォローを担当していくことになります。ユーザーとのやりとりが中心で、プログラム製造に関わる時間が少ないだけに、残業時間も少なく、30歳前後のプロジェクトマネジャーでも1カ月の平均は20〜30時間程度。もちろん、忙しい時期もありますが、多くても1カ月60〜70時間程度です。休日は週休2日制で、きちんと休みを取っていますし、フリーバカンス制度や誕生日休暇といった制度も用意しています。

最後に、これから求められるSEの能力について。

 通常は数人で一つの仕事を担当します。1人、2人というプロジェクトも少なくありません。そのため、SEが自分でユーザーの要望を聞き、自分の手でユーザーの問題を解決していきます。また、バージョンアップや新商品の開発プロジェクトに携わるチャンスもあります。その意味では、マーケットの情報に精通し、先を読んだ商品を考えるセンス、そして問題解決力まで、これからのSEに必要とされる能力が身につ会社ともいえるわけです。
 最後になりましたが、金融システムの経験は問いません。国際業務に詳しい人は、ソフト会社にはもちろん、そもそも銀行にもあまりいません。ユーザーの業務知識は入社してから、仕事を通じてじっくりと学んでください。