ホテルシステムのインテグレーター企業

SEをやるにしても、営業をやるにしても、成熟しきったビジネスより、これからマーケット規模が大きくなっていくビジネスがいいとは思いませんか? 当社・エンジニアリングがターゲットにするホテル向けパソコンLANの世界は、ちょうど今、急成長を始めたところです。

壮大な
ビジネスチャンスが
目の前にある。

クライアント/サーバシステムでのシステムインテグレーションを
ホテル業界向けて展開している当社。
急拡大するパソコンLANのマーケットをバックに、
設立から10年を経た今、本格的な成長の時期を迎えています。

ユーザーサイドに立った
ソリューションの提供を

 コンピュータ業界の研究をしているみなさんは、“クライアント/サーバシステム”や“オープンシステム”“ソリューション”といった言葉をよく目にしていることでしょう。これらは、コンピュータを取りまく環境の一大変革を示す言葉です。技術の進歩によってダウンサイジングが実現し、高性能なパソコンが登場。また、様々なメーカーの機種の相互互換も進んだことで、パソコンLANなどのネットワーキングの概念が根づいてきました。それまで高価な大型コンピュータで大量のデータを高速に集中的に処理していたユーザーも、安く、高性能なパソコンを有機的に結びつけて分散処理する方法を採り入れるようになり、クライアント/サーバシステムへと時代のトレンドが移行してきたわけです。
 当社は1987年の設立以来、コンピュータシステムの大きな変革の中で歩んできた会社です。大型コンピュータの全盛期からいち早く小型機に着目し、ユーザーにとって使いやすく、低コストで、メリットの高い情報システムを構築するのためのコンサルテーションに力を入れてきました。こうしたユーザーサイドに立ったソリューションの提供こそ、当社が設立から貫いてきたポリシーなのです。

ホテル向けクライアント/
サーバシステムの専門集団へ

 産業界でLANの概念が浸透し始めたのは、1991年のこと。当時は“ネットワーク元年”という言葉で呼ばれていました。そのネットワーク元年から2年後、当社に大きな転換期が訪れました。自社パッケージソフトとして、業界で初めてのクライアント/サーバ型のホテル総合情報システム「トータルバックLAN」の開発に成功したのです。これを機に、ホテル業界に向けたオープン・クライアント/サーバシステムの専門企業として本格的な歩みを開始。メーカー系列に属さないマルチベンダーの利点を生かし、あらゆるメーカーから最適のハードウエアを選定し、ユーザーが求める戦略的情報システムを構築するシステムインテグレーターとして事業を展開してきました。この時期にクライアント/サーバシステムの強力なパッケージ製品を持ったことで、バブル後に訪れたコンピュータ業界の深刻な不況の影響も受けることなく、今日までの順調な成長を実現する基盤となりました。
 そして設立からおよそ10年を経た今、社内体制や人材も整いつつあり、基礎固めから急成長期へと移ろうとしています。当社の前には、ホテルだけに限っても巨大なマーケットがあり、システムの応用先も観光サービス業へと広げていく考えです。また、ネットワークの市場規模はすでに1500億円に達し、将来は5000億円規模へと拡大しようとしています。パソコンのネットワーク化率は、コンピュータの先進国・アメリカが○%なのに対し、日本はまだ○%。これが○年後には○%にまで高まっていくことが予測されています。成熟したマーケットではなく、これから育っていくマーケットであるだけに、当社の大きなビジネスチャンスが広がっているのです。



クライアント/サーバ型ホテルシステムを
業界で初めて生み出した当社の技術

1993年に当社が独自開発したパッケージソフト「トータルバックLAN」は、
業界初のクライアント/サーバモデルのホテルシステムであり、全国トップクラスの納入実績を持っています。
この「トータルバックLAN」を形にしたシステム開発力、
そして世界中で次々と誕生するコンピュータやネットワークの最新技術を駆使して展開するシステムインテグレーションに、
当社の技術ノウハウが集約されています。

1993年5月、
強力な武器が誕生した

 当社の技術は、パッケージソフト「トータルバックLAN」の開発で証明されています。「トータルバックLAN」はその名の通り、予約管理やフロント会計、レストラン、婚礼、さらに全社的な経理や管理まで、ホテルの業務を総合的にバックアップするシステム。これを、パソコン主体のオープン・クライアント/サーバシステムで構築した点に大きな意味を持っています。というのも、1993年当時はシステムのオープン化がようやく現実になってきた頃。ホテルシステムはもちろん、コンピュータの主流は大型機やオフコンにありました。オープンシステムの技術も確立されていなかったわけですが、将来を見据えてクライアント/サーバシステムに挑み、手探りで技術や情報を収集しながら開発を進めていったのです。

常識を塗り替えた
コストパフォーマンス

 従来のオフコンシステムに変わって登場した「トータルバックLAN」は、かつてないないほどのコストパフォーマンスを実現。ホテルシステムの常識を塗り替えることになり、当社独自のシステムとして、ホテル業界やコンピュータ業界からも脚光を浴びました。当初はユーザーにオープンシステムの発想が浸透していなかったため、早すぎて販売に苦労するほどだったのです。しかし、世の中のトレンドが大型コンピュータやオフコンからクライアント/サーバシステムに移るにつれ、全国のホテルへと納入実績を築くようになり、著名なホテルが当社のシステムを採用。500室以下のホテルシステムとしては、トップクラスの実績を誇っています。

クライアント/サーバ
システムとは

 データベースでの検索やサービスを提供するサーバと、その機能の利用やデータの加工を行うクライアント(通常はパソコン)。この2つのコンピュータをLANなどでネットワーク化したシステムを、一般にクライアント/サーバシステムと呼んでいます。その利点は、クライアントとサーバが有機的につながり、あたかも一つのコンピュータのように動くことにあります。予約部門やレストラン、フロントなどの各部門で分散してパソコンを活用できるため、オフコンで集中処理するよりも高速な処理が可能です。さらにサーバには共通のデータが蓄積され、そのデータが経理やマーケティングといった他の業務にも生かされます。しかも、機種に左右されないオープンシステムであるため、様々なメーカーの製品の中から各業務に最適なハードウエアを選択できるという、最先端のシステムです。

柔軟なカスタマイズを
実現したCASEツール

 同じホテル業界向けのシステムとはいっても、業務のやり方や求めるデータなど、細かなニーズはユーザーごとに異なり、一つのパッケージソフトでどのユーザーの要望も完全に満たすことは不可能です。ユーザーの要望に合わせてカスタマイズするには、どうしてもプログラム修正のための期間が必要になり、開発コストも大きくなってしまいます。そこで、当社では、カスタマイズのためのCASE(Computer Aded System Engineering=コンピュータ支援によるプログラム開発)ツールを独自に開発。これにより、短期間で柔軟なカスタマイズを可能にし、ユーザーのあらゆる要望にも幅広く対応できるようになりました。こうした柔軟性がユーザーから高い評価を受け、大手コンピュータメーカーが名を連ねるコンペディションにおいても、80%以上の確率で受注を獲得しています。

システムを使いこなす
アプリケーション技術

 Windows95やMacintoshに代表される優れたGUI(Graphic User Interface)、オブジェクト指向によるシステム開発、あるいは高速処理CPUなど、コンピュータの世界には次々と新しい技術が生まれています。当社の役割は、こうした世界中の様々な先端技術を巧みに組み合わせ、ユーザーが求める“アプリケーション”を提供していくです。そこで欠かせないのが、ユーザーの業務に精通し、ユーザーの課題を的確に見極めていく業務知識や、日進月歩で進化するコンピュータやネットワークの新技術・新製品などの最新情報の収集。そして、ユーザーの業務改善を実現する提案力や、マーケットで求められているシステムを企画・開発するセンスなのです。あらゆる人がコンピュータを使いこなす時代の新しいシステムインテグレーションこそ、当社が最も得意としているところです。

システムの提案。そんな高度な仕事に、
入社2〜3年の若手が懸命に取り組んでいる。

 当社では、入社1カ月の新人がユーザーのもとに足を運ぶことも決して珍しくはありません。
社員はそもそも、“当社に勤める”という発想ではなく、“当社でコンピュータビジネスをする”という強いプロ意識を持った人間ばかり。
入社1〜2年目の若手が、おそらく日本中のどんな会社よりも、重要な仕事を任されています。

入社1年目から
会社の中心戦力になる

 新人が入社1年目から貴重な戦力として能力を発揮し、責任の大きな仕事を任されている。当社はそんな活気にあふれる会社です。入社後はおよそ1カ月間の研修で基礎的な知識を習得し、その後、各セクションに配属。そして、仕事を経験しながら実戦力を高めていきます。これは長期にわたって集合研修で理論を学ぶよりも、実際のシステムに触れながら、最先端の技術や知識を吸収していくほうが早く確実に成長でき、持っている才能を最大限に伸ばしていけると考えているためです。また今後は、ノベル社の『NetWare』や、マイクロソフト社の『Windows NT』など、主要なネットワークOSの技術習得や資格取得を目的として、両社の教育センターにも積極的に社員を派遣していく計画です。

いろいろな個性が集まる
会社でありたい

 システムインテグレーション企業に欠かせないのは、ユーザーが抱える問題点を発見し、解決していく能力であり、ユーザーやマーケットが本当に求めているシステムを提供していくセンスです。そのためには、技術的な研修だけに終始するのではなく、感性や個性、知性をバランスよく磨き、人間的にも大きく成長していくことが大切になります。また、社員の個性を大切に育てていくことも経営のポリシーの一つに掲げています。ユーザーに提案するシステムの最終形は同じでも、そこまでのアプローチは社員それぞれで違っていいはずです。同じような感性の集団ではなく、いろいろな個性が集まっているほうが、会社全体として強力な人材パワーが結集できる。当社ではそう考えているのです。