「患者さんは、
 わかってないんだよ」とドクター

医師の診断をサポートする画像処理技術があります。

たとえば、当社が今、シカゴ大学の土井教授と一緒に取り組もうとしている肺疾患のためのCAD(コンピュータ支援による診断)システム。これは精密な画像検診技術を利用し、より正確な診断を行っていこうというもの。画像検診の新しい技術で、ごく小さな腫瘍も確実に見つけ出します。一般の人々にはまだまだ知られていませんが、画像処理の技術はすでに乳ガンをはじめ様々な病気の早期発見に大きな効果をあげているのです。当社は、こうした医療画像処理に関するシステムを中心に、主に制御系・科学技術系のシステム開発を手がけている会社です。これまで、遠隔診断を可能にした医療画像ネットワークシステム、医療画像用高機能データベース、リモートセンシング、あるいは医療画像用のハードコピー装置やスキャナーの制御システムなどの開発に取り組んできました。さらに産業分野へと技術を応用し、道路破損診断システム(共同開発による特許出願中)、原子炉容器欠陥検査システム、色彩分析システムなどまで、幅広い業界に向けて数多くのシステムを開発しています。

求めるのは、あなたの才能とセンスです。

強い研究志向を持つ当社では、新しい技術を追求する環境を充実させています。本社地下には図書室があり、画像やCGに関する世界中の書籍、ACMやIEEEの論文誌などがずらりと並んでいます。前述の土井教授や、ハーン教授(University of Califonia San Francisco)、ベントン教授(MIT)もこの図書室を訪れました。蔵書が増えたら、画像処理関係の研究開発者の方々へ一般開放する考えです。また、研究開発用には2台のUNIXマシンを含めて、MacintoshやWindowsのマシンを数多く導入していますし、必要であれば最速のマシンをいつでも用意します。一方、社内には、国際学会などで論文を発表してしる技術者、カナダのメーカーでリモートセンシング関係の技術吸収に努めている新人もいます。実は阿部聡社長自身も東大大学院在籍中に会社を設立し、先日、画像認識のの博士論文を書き上げた人物。そのほかの社員もそれぞれ、GUI、画像処理、オブジェクト指向、高速ビデオ信号、アプリケーション開発といった専門分野を持つエキスパートたち。みんなが、自分の得意な技術を追求しています。