たとえば彼の担当は、横浜市の西区と保土ヶ谷区。
狭いからこそ深く細かいオークラヤの営業の仕事
当社は首都圏を中心に不動産の流通ビジネスを展開している会社です。不動産流通とは、マンションをはじめとする不動産の仲介あっせん・販売代理を行う業種。不動産業界の中でも、人々の生活に欠かせない“住”のニーズに応えていく着実なビジネスです。銀行直系の企業としてのメリットを生かす一方で、当社独特のきめ細かい地域戦略を徹底。ここ数年の深刻な不況下にあっても、順調な成長を続けています。
住宅はやっぱり大きな買い物でしょ
父親が建築関係の仕事をしていて、住宅には興味がありましたね。とにかく金額的にも高い買い物だし、責任の大きな仕事ができるだろうと考えたんです。当社は不動産流通の会社で、売りたい人と買いたい人を見つけて売買を手助けしていく仲介業務がメイン。これは生活に密着していて、社会に欠かせない仕事なんですよ。
住み替えのニーズは常にあるんです
いったんマンションを買われても、子供さんが大きくなったり、家族構成が変わったりして、最適の住まいは変わっていきます。だから住み替えニーズはなくならないんです。先輩に聞いても、バブルの頃から契約件数はあまり変わっていないそうですし、不動産流通は景気の影響を受けにくい分野なんです。僕らも腰を落ちつけて仕事ができるわけです。
営業活動の根本にあるのが情報
仕事の流れとしては、まず売り主さんを見つけることが第一段階です。見つけるために必要なのが情報です。当社のコンピュータシステムでは、かなりの精度で「そろそろ売り頃」という人たちのリストがアップされてきますから、それにもとづいて営業活動を進めるていくわけです。情報が充実しているので、ムダが少なく、効率的な営業ができますね。
足で稼いだ情報は、とっても有力
あと、大きい情報源がマンションの管理人。最初は邪魔扱いされますけど、年輩の方が多くて面倒見のいい人もいますから、何度も通って顔と名前を覚えてもらうと「何号室の人が売りたいって言ってたよ」とか、いろいろ教えてくれるんです。今では、訪問するとお茶までごちそうしてくれる管理人さんが、10人ぐらいはいますね。お世話になってます。
お客様は職業も年齢もさまざま
この仕事をしていて感じるのは、いろいろなお客様に会えることですね。職業も年齢もさまざまなので、何かと知ることが多く、勉強になります。前に、きっぷのいいお豆腐屋さんが店先で契約書にサインして、契約書がびしょびしょになっちゃったこともありました。せっかく書いてもらったのに作り直したりして、あのときはまいりました、はあ。
せまくせまく、深く深く、が基本
営業は担当エリア制。一人一人が受け持ち地区を持っています。僕の担当は横浜市の西区と保土ヶ谷区。担当エリアが狭く、地域に密着した営業がウチの特徴です。エリア内のマンションのことは何でも知っていますし、周辺の環境も詳しくつかんでいます。近くに学校やショッピングゾーンがあるかなど、生活のための情報も細かく提供しています。
まずはお客様に安心してもらうこと
不動産流通は、何よりも信頼が大事な仕事です。お客様と営業マンとの信頼関係も大切ですし、まずは安心できる会社だとわかってもらうことが第一歩です。三和銀行系だという説明をすると安心感を持ってもらえますから、スムーズに商談に移れますね。また、借入金が必要な場合にも三和銀行の住宅ローンが使えたりと、メリットも大きいですね。
女性だけの営業チームもあります
各営業所に1チームは、女性だけの営業チームがあるんです。横浜営業所にも女性チームがあって、ここではマンションの売り情報を専門に仕入れる仕事を担当しています。とくに情報収集の面で、営業活動の力強い味方になっていますね。そもそも当社では社員の4分の1は営業ウーマン。そのせいかどうか、社内の雰囲気もやわらかい感じですね。
社内は20代の社員が中心です
不動産の専門的な知識は、社員研修や先輩たちからのアドバイスで十分に吸収できます。その点はまったく心配ないですね。また、社内は若い人間が圧倒的に多く、20代が中心なんです。だから、若いうちからどんどん責任ある仕事を任せてもらえる。みんなが自分の担当エリアを持って、会社の中で大きな役割を果たしているんですよ。