売上高1432億円。
平均27歳、管理職の26%は20代と、若手の力で成長中

売上高1432億円、
まだまだ成長中

CMで有名な当社のお店。で、会社としての実体はというと、94年度の売上高は1432億円。従業員1人当たりの売上は2億4000万円で第1位(日経流通新聞・日本の小売業500社ランキング94年度/95年6月29日号より)。20年連続して売上を伸ばし、今も成長中です。駅前や駅構内ビルへの出店、情報システムのフル活用など、ヨドバシならではのビジネスを展開。「よいものをどんどん安く、さらに満足のいくサービスを」という姿勢が、お客様に支持されているのです。

社員みんなが得意な分野で力を発揮

当社の取り扱い商品はざっと42万アイテムにのぼります。大きく分けると、カメラ、OA、AV、家電、OA、通信、ゲーム、時計という8つの分野があり、それぞれの売場のスタッフがプロフェッショナルとして仕事をしています。また、職種を見ても、販売職のほか、販売企画や仕入れ、宣伝企画、経理、総務までさまざま。社員全員が、自分の力を100%発揮できる職場に配属され、活躍しています。社内には、仕事のフィールドも大きく広がっているのです。

頑張った人をきちんと評価

当社の管理職は、26%までが20代。また、30代で店長に昇進した人も多いですし、30歳で年収1000万円という人も珍しくありません。これも“年功序列”ではなく実力主義を貫き、頑張った人の頑張り度合いをきちんと評価し、能力のある人を抜てきしているため。しかも成長中の会社だから、店舗もどんどん増えています。店舗が増えれば、店長をはじめとするポストも増えているということ。自分の頑張り次第で、ポストや高収入がついてくるわけです。

社員から見た場合の、
会社としての当社

若くても重要なポストを
どんどん任せてくれる会社

高校時代、ディスカウントストアでアルバイトをしていて、販売の仕事に興味を持ち、当社に入社しました。入社してから半年間は八王子店に勤務していたんですが、そこで一番最初にカメラを買ってくれたお客様は、今でも新宿本店にわざわざ足を運んでくれるのです。こうしたお客様のとのコミュニケーションができることが、販売の仕事のおもしろさですね。
入社5年目から副主任を任されるようになりました。現在は、商品や毎日の売り上げ、売り場のメンバーの管理まで、いろいろな仕事をやらせてもらっています。毎朝行われる責任者のミーティングや、3カ月に1度の営業会議にも出席しています。若手にもどんどん重要な仕事を経験させてくれる会社なんです。
実は、入社前はそれほどカメラのことは詳しくなかったんです。そんな私の力強い支えになったのが、教育研修です。社内ではいろいろな研修が実施され、入社2年目以上の社員全員が日本商工会議所認定の3級販売士の資格を持っているほど。また、毎日閉店後には15分程度の簡単な研修があり、商品知識や接客などをその都度勉強しています。新商品などが出る時には、発売前にメーカーの人が来て、説明会などを行ってくれるんです。自分の実力を磨く環境は充実していますね。

仕事は忙しいけれど、
週休2日制でオフタイムも充実

AV総合館のオーディオコーナー。ここが私の職場です。ここのオーディオコーナーには正社員が6名いて、フロアの責任者であるリーダー長とリーダーは23歳。そのすぐ下はもう、21歳の私になりますから、とにかく若い職場です。入社3年目を迎えた今年は、ぜひリーダーを目指したいですね。
オーディオコーナーのお客様は、高校生・大学生、それにお子さんにオーディオ製品を買ってあげる家族連れの方などさまざまです。オーディオ製品の場合、製品名を指定してお買いあげいただくお客様もいれば、いくつかの展示商品の音を聴き比べてから決めるお客様まで、買い方もいろいろです。それぞれのお客様に合わせた適切な接客方法が大切になりますね。また、売れ筋情報は社内の情報システムから得られますから、人気商品もつぶさに把握でき、接客にも生きてきます。
店には平日でも多くのお客様が訪れ、とくに土日や祝日は接客で大忙しです。仕事は忙しいんですが、ローテーションできちんと週に2日の休みを取るのも当社の特徴です。休みは平日が中心ですが、もちろん土日に休みがまわってくることもあります。また、オフタイムのための会社の保養所もありますから、テニスやバーベキューなんかを安く楽しむこともできるんです。

社内のコンピュータシステムを
全社員が情報収集に活用

入社後、販売の仕事を3年弱経験してから、本社のカメラ事業部に配属になりました。事業部の仕事は、商品の仕入れや配分などがメイン。通常の商品は、コンピュータ自動発注システムでメーカーに注文が出されます。お店のレジのPOSシステムで何がいくつ売れたかをつかみ、売れた分だけが注文され、お店に商品が補充されるという仕組みです。また、新商品が出る前は、数カ月前からメーカーの方と商談を重ね、仕入れ価格や販売価格などの打ち合わせを進めていきます。当社は、販売台数も多いので、メーカーからも有利な条件での仕入れができるんです。
入社して驚いたのは、社内の情報システムの充実ぶり。全社員が社内の情報ネットワークにアクセスでき、電子メールでの情報交換が可能です。また、ネットワークには“公開日報”といって社員が気がついたことを書き込めるコーナーもあるんです。ここには「こんな陳列にしたらよく売れましたよ」とか、「こういう問い合わせがあったんですけど、誰か詳しく知りませんか?」とか、とにかく多種多様な情報が集まり、それをみんなで共有しているわけです。このほか、POSシステムによって、売れ筋商品の情報、よく売れる時間帯といった情報もつかめますから、情報システムなしには今の仕事はできない状態です。