1992年、コンプリートカーの開発をめざして誕生
当社は1992年4月、元HKSの専務であった社長をはじめとする、7名のメンバーによって設立された。自動車用部品や自動車用電子部品の設計・開発・製造を手がけ、設立間もなく「メガホンマフラー」を市場に投入。通常、マフラーは動力性能を重視すると排気騒音が大きく、耐久性も低くなる。逆に、騒音を低減し、耐久性を高めると、動力性能が低下してしまう。当社の製品は、これらの課題を一気にクリアしており、モータースポーツフリークたちから大きな支持を受けている。また、「ブレーキパッド」「パワーメーター」、あるいは大手自動車メーカーとの共同で「エアフローコンバータ」などの自動車用電子部品を開発。一方、技術部門はフットワーク、エンジン、電子、マフラーの各グループで構成され、総合的な研究開発に取り組む環境を整えている。
新たに、GT−Rのコンプリートにも進出
当社の動きは1995年も非常に活発だ。95年4月に「メガホンマフラー」の一般ユーザー向け仕様の新製品を投入する。これはカーショップとの提携により、2社の併記ブランドで、専売商品として発売される。また、エンジンの開発・実験は、第2事業所の充実した設備環境のもとで行っているが、現在はスカイラインGT−Rのコンプリート用エンジンを開発中、95年夏までにはその製造・販売をスタートする予定。本社内に製作・取り付け・サービスを行う設備を整え、的確なユーザーサービスも行っていく計画だ。かつてないコンプリートカーのコンストラクターというターゲットに向かって、順調な歩みを続けている。
企画力をもとに提案型の営業を展開
当社の職種フィールドは、大きく分けて技術職と営業職の2つ。設立3年を経た今は、とくに営業力の強化が重要なテーマになってきた。代理店経由ではなくカーショップなどの取引先に対してダイレクトセールスを展開し、今以上に適切な製品のPRに結びつけていく。また、販売促進などの企画立案も含めた形で、取引先の立場に立った提案型の営業を行っていく考えである。それだけに営業職をめざす人にも、大きなチャンスが広がっている。