AVソフト販売店向け情報システム

 当社は独自性に富んだシステムを手がけ、順調な成長を続ける総合情報サービス企業です。CDやビデオソフトなどの販売店向け情報システム“MUSICS”“MESSAGE”は、新譜や売れ筋などの情報を当社のホストコンピュータで分析して、適正枚数予測情報、業務データなどを販売店に提供。毎日の新譜が何百何千、品揃えは数千点、また売れ行きも刻々と変化するAVソフト商品の販売を支援しています。レコード会社や広告代理店などのマーケティングにも活用されています。

家電販売業界の新システムに着手

 当社は新しい分野の開拓も積極的に進めています。中でも家電販売業界に注目。全国の販売市場の3分の1を占める日本電気専門大型店協会から要請を受けて家電のカタログ情報システム、店舗運営システムの開発を進めています。これは「家電販売業界にも“MESSAGE”のようなシステムがあったらいい」という業界からの評価と要望から始まったもの。AVソフト業界以上に流通経路や販路が複雑な家電業界に、全く新しい画期的なシステムを提供しようとしています。

来週は4泊5日で姫路へ

 私たちは、お客様にシステムの使い方を指導するために、全国各地へ出張しています。ちょうど今、沖縄に出張しているスタッフがいますね。実は私も来週4泊5日で兵庫県姫路市に出張します。ちなみにこうした出張のスケジュール管理から、飛行機のチケットやホテルの手配も全部自分たちでやります。もう手慣れたものですよ(笑)。
 なお、現場では棚卸しから参加して、データを機械に一つ一つ読み込ませてセットアップすることもあります。こういう場合はだいたい店が閉まってから始めるため、いつの間にかよる遅くまでかかっています。この仕事は専門知識以上に体力も重要な要素かもしれません(笑)。

聞き上手になるのが秘訣

 自分で“これはけっこう良く出来た”と思って、試験的に動かそうとしてもなぜかウンともスンともいわない。締め切りが迫る中、何度も何度も検証してようやくミスを見つけて、大慌てで直しにかかる。そんなシーンも何度か味わいました(笑)。
 また、去年の暮れあたりからは、お客様との打ち合わせを任される回数がどんどん増えてきましたね。つまり、先方の担当者から「こういうシステムを作りたいんだけど」という要望を聴いて、その問題点を社内で検討し、お客様に提案するわけです。システムエンジニアには、こうしたお客様のニーズを的確にとらえるような、折衝能力を高めることがとても重要なのです。

導入後の信頼を支える

 納入したシステムを最大限に活用していただく。そのためにアフターフォローにも力を入れています。
◆サポートセンター
 休日でもお客様からの質問や相談に電話で対応します。講習会を開催するなどしてシステムの活用をアピールします。
◆リリース管理課
 開発したソフトをお客様の状況に応じてバージョンアップ、チェックして使い易いものにしていきます。
◆情報サービス課
 ホストコンピュータに登録されている40万件以上のAVソフト商品の情報メンテナンスを行い、正確なマスター情報を提供していきます。