最上級の住まいの提供をめざす

 テレビCFでもお馴染みとなった当社のブランド名。これは造語であり、“お客様に最上級の住まいを提供する”という当社の基本姿勢が込められている。とくに1950年の設立以来、45年あまりにわたって豊富に蓄積してきた在来工法の技術は、当社が最も自負するところである。伝統技術の「木造軸組工法」に科学的・技術的にメスを入れ、伝統と最新技術を融合。そして、ゆとりのある快適空間の創造を可能にしている。

技術研究所とミセスピア研究所

 技術研究所では、住まいに関する基礎的な研究、時代にあった新商品の開発に着手。木造3階建て住宅や“青空間”など、ユニークな新商品を開発している。また、自然の木材を科学的に研究する目的で技術研究所内に設立された“木の科学研究所”では、ラージウッド工法に代表される新技術を生み出している。一方、ミセスピア研究所では、ミセスのアイデアを住まいづくりに反映。建築学、心理学、住文化の面からミセスの生活・居住実態を調査、研究している。

スタッフとして活躍するチャンスも

 建築学科出身の先輩の仕事は、主に設計や積算、施工管理など。ただし中には、キャリアを積んだ後に本社のスタッフとして活躍中の先輩もいる。「入社3年目から商品開発部のプロジェクトに参加しています。自由設計の良さをフルに生かしながら、部材や設備などをグレードごとに標準化したシステムづくりを担当。今の仕事は、自分が関わったものが全社的に展開するという醍醐味がありますね」


全くの「自由設計」で住宅を設計できる。
そこに設計技術者の魅力があると思う。

液晶ガラスを使った
バスルームを提案

 建築課では特殊な物件を中心に担当していて、木造から鉄筋・鉄骨、寺院などまで、あらゆる構造の建築物を手がけています。設計から施工管理まで一貫して担当できるのも特徴ですね。当社の場合、自由設計が基本ですから、こちら側からいろいろ提案するケースも少なくありません。たとえば住宅では、バスルームから庭を眺めたいという要望のお客様に対して、ガラス張りのバスルームを提案しました。しかも電源を通すと曇りガラスになる液晶ガラスで、スイッチによって透明度を変えられるわけです。このガラスだけで金額は100万円以上。総額では7000万円という住宅で、こういう物件に携われるのも魅力ですね。

キッチンと洗面所と廊下
その関わりを必死に考える

 入社後3カ月の研修を経て横浜の展示場に配属になりました。配属後は研修として営業も経験。初めてのお客様は営業から設計まで一人で担当しましたね。もともと住宅をお持ちの方で、間取りの要望などもいろいろあったんです。例を挙げると、「キッチンから洗面所にいける。廊下からキッチンにも洗面所にも行ける。LDKは開放的で、しかもリビングからはキッチンが見えないように」などの具体的な要望が寄せられ、それに応えるために打ち合わせを重ね、何度も図面を作成しました。新人の私としてはとにかく、本当にほしいものを形にしていこうということで必死でしたね。私にとってもいい経験でしたし、最終的には満足していただくことができました。