TO KNOW,TO FEEL
「まず仕事を正しく知ることから始めてほしい」

当社のリクルーティングページへようこそ。
ここでは、若きプロフェッショナルたちがナビゲータを務め、
各セクションの仕事やその魅力について紹介しています。

環境部
自然にも、人間にも、いつもニュートラルな視点で。

環境部の仕事は、「人間の暮らし」と「自然」のどちらにも最良の状態となる接点を導き出すこと。ですから、いつもニュートラルな視点を持っていることが大切です。
環境部の仕事は多種多様で、各分野のエキスパートがいます。私の場合は「植物」が専門で、植物に関する調査・計画業務、ガイドブックづくりなどを担当しています。
当社では環境行政のパートナーとして浦和市の一連の業務を担当。私は浦和市のガイドブックづくりをほぼ一人で担当しました。
まず動植物の調査に1年。でも、これは短いほう。通常は2年がかりです。調査には植物総調査と植生調査の2種類があり、どちらも足で稼ぐ地道で身体を張った仕事です。
もちろん知識も大切。日本には6000種の植物があり、浦和市だけでも1200種。最近は生態系全体を見ることが多く、それらが人間や動物とどう関わり合っているのかを知る必要もあります。
調査した結果をレポートにまとめ、外部の企業に編集を以来したり、自分でイラストを描いたり。さらに1年を費やして、ようやく最終的な印刷物として完成しました。

MESSAGE
自然度が高い原生林などもありますが、多くの自然は人間と関わりながら生きています。人間生活と自然環境との融合、それをバランスよく考えることが大切です。



都市計画
都市の将来像を描き、総合的な視点から計画を立案する。

基盤整備や施設の配置など、将来の都市プランを具体的に作り上げていていくのが都市計画部の役割。GISなどの最新技術を活用している点も当社の特徴です。

入社以来、都市計画の計画立案に携わっています。たとえば防災問題、環境問題や高齢化といった新しい社会変化に対応し、長期的な視点に立ってその都市にふさわしい将来の姿へと導いていきます。私が担当している都市の「マスタープラン」を例にして、都市計画部の仕事を紹介していきましょう。

都市計画にはいろいろな段階があり、その分野も多彩。国の「国土総合開発計画」や自治体の「マスタープラン」「都市環境計画」などをもとに「都市防災計画」「市街地整備計画」「交通・道路計画」、さらに「駅広場計画」「新住宅市街地開発」などへと展開していきます。

MESSAGE
都市計画は10年、20年という長いスパンの壮大な仕事です。創造的な業務であり、奥が深く、豊富な知識が求められます。しかも私たち若手社員でも重要な業務が任されるため、仕事の手応えは十分です。

道路・橋梁部
道路や橋梁のエキスパートとしての強みを発揮。

生活に密着した橋梁づくりから、独自の新技術を駆使した設計まで。また、コンサルタント業務から計画づくり、具体的な設計まで、幅広い業務を手がけています。
部内は計画と構造設計とに分かれ、私は主に構造設計を担当してきました。最近は計画業務にも首を突っ込み、設計で培った構造の技術をもとに計画を立案しています。
1年半の期間を費やして首都圏中央連絡自動車道(国道468号線)の詳細設計を担当。完成は、平成12年の予定です。
最近は橋梁の景観にも配慮する傾向があり、威圧感がない橋脚のデザインを提案。自然な雰囲気で周囲の環境にもマッチし、人々に好まれるように心がけました。
公共事業なのでデザインを重視するあまりにコストが高くなってはいけないんです。強度が高く、親しまれるもの。そうしたテーマを追求した設計です。

MESSAGE
道路・橋梁部には、新しいものを創り出していく熱意があります。当然、新しいアイデアを認めてくれる自由な雰囲気。夢を持って新しい世界を模索しています。

防災部
自然と共生し、人々が安全に生活できる環境をつくる。

防災という言葉から第一にイメージされるのが、災害から人々の生命や都市機能を守る都市防災でしょう。さらに火山や地形・地質などの地球科学の分野、森や川など自然環境を対象にしたものまで、防災部の業務は多岐にわたっています。

入社以来、環境防災課に所属。豊かな自然を呼び戻すことをモットーに、調査、計画、設計に取り組んでいます。砂防や護岸などの設計も、動植物の生息に気を使い、また景観的な配慮も考えています。

緑豊かな林の復元
崩れた山の斜面。まず土砂流出を防ぐためにGISを用いて、勾配や地質などの状況に適した工法・手法で対処します。また同時に、荒廃した山々の生態系の回復を図り、緑を豊かな林を復元。ただし、「崩れ」の場所にしか生息できない動植物もあり、これらの種の保全も考えなければいけません。さらに最近では、「崩れ」の景観にも配慮した設計が求められています。

自然豊かな川づくり
魚類が自由に遊泳できる川づくりでは、魚道の設計があります。現地に赴いて魚類の生息や遡上の状況を調査。国内の砂防ダムは高さがあるため、魚が上りやすい魚道をつくるためにいろいろな工夫が必要になってきます。また川の周りには、洪水がないと生きていけないような植物もあり、植生の保存と災害対策という相反するテーマに挑むことも少なくありません。

環境デザイン
「景観生態工学」という新しい学問も誕生しています。日本には、美しい川の流れや多岐のような落水の表情を表現した石積みの砂防施設なども古くから残っています。単に機能だけを追求するのではなく、歴史的な変遷も含めてデザイン的な要素に着目。地域の文化や社会性、自然条件などを考慮した上で、新しい環境のあり方を提案しています。

MESSAGE
私たちの生活や街を守るだけでなく、自然にも優しい環境を考える。こうした2つのテーマを追求し、むずかしいことを楽しいと感じながら仕事に取り組んでいます。

総合研究所
未来に向けたテーマは、ジオインフォマティックス。

当社の未来を支える技術を生み出すこと。これが総合研究所の役割です。GISやRSなど業務に即した情報システムの開発、ジオインフォマティックスの概念に代表される全く新しい技術の研究を主業務にしています。

システム開発を中心に担当した後、94年から米国カーネギメロン大学に赴き、リアルタイムステレオ計測の研究に携わりました。96年に帰国してからは、自動計測に関する研究を進めています。

ジオインフォマティックスという新しい概念
「測量」は今、大きく変化しようとしています。測量はものを測ることの一部です。従来なら、測量や地理情報は限られた人だけが必要とするものでしたが、GPSなどの情報通信インフラが普及し、測量のニーズが複雑化。測量や地理情報に関する技術も向上し、幅広い人々が有効に活用していく時代が訪れようとしています。いわゆる測量の概念ではなく、もっと大きい意味の「ジオインフォマティックス」という概念が生まれてきたわけです。総合研究所ではこのテーマに沿って、GISやRSをはじめ、VR、モービルマッピング、マシンビジョンなど、新しい技術へと積極的にアプローチ。私もその一員として、計測の自動化を実現するための研究を進めています。

米国の研究生活で携わったのが、ステレオマシンの研究です。これは、複数のカメラで撮影した動画から、瞬時に距離情報までを計算しようというもの。3次元的な奥行き情報をリアルタイムで取り込んでいく画期的な試みです。私は画像計測の技術者として参加し、主にソフト関係を担当しました。今後、自動計測の技術を追求していく上で、貴重な体験ができたと思います。

MESSAGE
自動計測やジオインフォマティックスという大きなテーマがあり、自分の研究によって業界の常識を変革させるチャンスが広がっています。その担い手となりたい人にとって、アジアの総合研究所は絶好の環境にあります。

営業部門
決して「モノ」を売らない営業スタッフ。

いち早く情報をキャッチし、社内の技術スタッフと一体となりながら、地方自治体に対して街づくりなどの提案をしていく。情報、提案、コンサルテーションを主体とした活動、それが当社の営業スタイルです。

A町の「緑の基本計画」。ここで住民のニーズをふまえた当社の提案が受け入れられ、現在は調査活動を経て計画づくりを進めています。
■日々、新聞などから都市計画などの情報を得ます。自治体のいろいろな課を訪問し、担当者と話をしながらクライアント情報を収集。
■A町からは以前に先輩が防災の仕事を受注していたためリレーションもよく、「緑の基本計画」を策定するとの情報を素早くキャッチ。
■官公庁では入札やコンペがあり、そこに参加するためには指名業者として選定されるために、当社の高度な技術力や豊富な実績をアピール。また、独自の計画案をプレゼンする必要があります。
■そこで都市計画部の技術者と打ち合わせ。防災での実績を生かすことを技術者に提案。防災の報告書から、緑との関連などの課題を抽出し、また専門的な文献にも目を通して勉強。
■プレゼンは、提案書や口頭で一方的に伝えるだけでなく、まっさらな地図を広げて先方と当社とでいろいろ書き込みながら進行。これで先方のイメージをつかみ、計画の全体像を
固めました。
■こうした活動が評価され、当社が落札。97年3月には1年間の現況調査が修了し、具体的な計画づくりへと入ります。

MESSAGE
早くから大きな仕事に携われるのが当社の魅力です。プロジェクトの規模も受注金額もビッグ。しかも、入社1年目から海老名市、大和市といったクライアントを担当させてもらっています。