半導体の激しい技術革新を支えている、
EDAという成長分野はいかがでしょう?
LSI設計の効率とスピードを大幅に高めたEDAの技術
次から次へと画期的な新製品が生み出される電子機器やLSI。最近ではセットメーカー独自のスペックによるASIC(特定用途向けIC)の開発が活発になっていますが、その陰には設計手法の変革が見逃せません。今では回路記述言語を使って、盛り込みたい機能をプログラムを書くように記述。それを先進的なコンピュータツールで論理合成していく方法が一般的になってきています。こうした電子回路の設計手法を一般にEDA(Electronic Design Automation)と呼んでおり、当社はその専門企業です。とくに当社の主力製品は世界で85%のシェアを持ち、論理合成ツールの事実上のデファクトスタンダードとしての地位を築いています。他の製品とも合わせて、従来の10倍の設計生産性を実現するなど、最先端の開発競争を大きく支えています。
売上の22%をR&Dに投入、製品力を背景に35%の成長
当社の母体は、米国S社という企業。1986年の誕生以来、急成長を続けています。日本、米国、ヨーロッパを中心に世界の有力な半導体メーカー、電子機器メーカーに製品を納入。主力製品は世界で85%のシェアを築いています。顧客からの支持に示されるように、S社では95年度に35%の大幅な売上の伸びを記録。売上高は2億6550万ドルに達しています。しかも、売上高の22%をR&Dに投入しており、製品開発には大きな力を注いでいます。製品の売上は全売上高の70%を占め、優れた製品力も急成長の大きな要因になっています。一方、当社は1992年に株式会社として発足。世界の中でも随一の半導体マーケットである日本エリアをカバーし、重要な役割を担っています。
“Customer Success is our Success”に徹する
当社のポリシーは、“Customer Success is our Success”。技術革新によって日々激しく動く刺激的な半導体業界を支えているだけに、プロフェッショナルとしての意識を強く持っています。どういうやり方で設計したら良いのか。デザインワークはどうあるべきか。ただツールを売るだけでなく、プロの設計者に対して設計環境とツールを1から提案していくこともあります。1〜2年先の完成をめざした顧客の開発プロジェクトに入り込み、コンサルティングしていくケースも少なくありません。それだけに奥が深い世界といえるわけです。お客様の開発活動を成功に導くことが私たちの仕事です。
“パフォーマンス・マネジメント”という考え方
社員のスキルやモラルを向上させることが、そのままお客様へのサービスを向上させ、お客様の成功にコミットしていく唯一の道である。当社ではそう考え、人材への投資を大切に積極的に行っています。人材育成については、“パフォーマンス・マネジメント”と呼ばれる独自の管理手法を導入。単に人事評価のためではなく、社員一人一人にフォーカスされた人材育成を実施しています。また、国際間での人事交流も盛んで、S社への出張回数は180回を数えます。最新技術の動向、新製品の市場への投入の際には必ずと言っていいほど、海外研修が実施されていますし、社員はほぼ全員の技術者が入社1年以内に海外出張を経験しています。